LinkIconうつ病の症状が晴れたら うつ病を経験した精神保健福祉士
 

はじめに

はじめに 「 うつ病を経験した精神保健福祉士 」

 
近年、精神科医療はめざましく発展し、その情報はさまざまな所で得られます。しかし中には根拠のない誤った情報も散乱しており、特にネット上では「これを飲めばうつ病が治る!」「うつ病の症状が悪化したのは先祖の霊が…」など明らかにあやしい情報も見られます。

精神保健福祉士として、精神科で仕事をしていると、新興宗教に入会したと話されるご本人さんやご家族の方に出会うことがあります。「人から薬は体に悪いと言われ止めた」と言う話もよく聴きます。

また、精神科には行きにくいと、かかりつけの内科で不適切な治療を受け、うつ病を長引かせてしまうケースが多く見られます。心の病気の専門分野である精神科に通院しているにもかかわらず、良い医師に当たらなかったため、適切な種類の抗うつ薬が処方されなかったり、抗うつ薬の量が十分でなかったりする場合もあります。

いずれもうつ病が治らない原因の一例ですが、精神保健福祉士でありながら、うつ病を体験し治った今、感じる事は、うつ病の症状がある患者さんが、あまり自分の病気を正しく理解していないという事です。自身の症状についてはいつも敏感で、少しの不調も見逃せない面がある一方で、うつ病に対する正確な知識や、うつ病を治す方法についてはあまり知らない方も多いと感じます。

治療を続けているのに、いつまでもうつ病が治らない場合は、時に自分の病気と向き合う時間も必要になると思います。その姿勢が徐々に生活の送り方や、物の捉え方等に変化を生み、結果的にうつ病が治る事に繋がるように感じます。

また、うつ病の治療において、薬物療法は中心的ですが、それと同じように重要なのは、環境調整や、日々の生活習慣にあると自分は考えています。これを機に、うつ病と言う体や脳からのSOSサインをしっかり受け取って、自分の生活や生き方について、見直して見てはいかがでしょう。このサイトでは、薬物療法以外にも、さまざまな角度から、うつ病を治す方法を考えています。

心の病気はなかなか完治しないと言われますが、うつ病は治る病気です。治らないのには、何か理由があります。このサイトが、その理由を知るきっかけになり、あなたのうつが晴れたら幸いです。

運営者紹介 「 うつ病の症状が晴れたら 」

 

私がうつ病を発症したのは、精神保健福祉士として働き出して、8年目の頃でした。うつ病の症状は、どれも知識としては知っていましたが、自分がその体験をしてみると、発症前に考えていたものとは、質的にかなりかけ離れていると感じたのを思い出します。
 
詳しいことはうつ病の体験談に記載しましたが、その後うつ病は治り、現在も精神保健福祉士として働いています。うつ病を体験したことで、精神疾患の症状が今までよりも、感覚として実感できるだけでなく、自分の人生観さえ変わったと感じています。

 

 プロフィール

 

性別

男性

生年月日

昭和51年8月生

婚姻

既婚

趣味

猫、魚、考えてみる事

職場

精神科病院に併設されている、障害福祉サービス事業所

役職

管理者兼、サービス管理責任者

資格

精神保健福祉士(第11542号)

 
 

 

 精神保健福祉士とは?

 
精神保健福祉士は、別名、精神科ソーシャルワーカー(PSW)等の名称で、精神科医療機関、障害者施設、行政機関、司法機関、教育機関等に配置されている専門職で、1997年に国家資格化されました。
 
うつ病をはじめ、さまざまな精神疾患にある方や、知的の障害がある方などが、日常生活をその人らしくスムーズに営めるよう、相談、助言、指導等を行う職種です。
 
病気や障害のある方だけでなく、地域住民に対してのサポートや、精神疾患に対する正しい知識の普及活動も業務の1つです。
 
 

 臨床心理士との違い

 
よく臨床心理士とは違うのかと聞かれることがありますが、臨床心理士はあくまで団体公認の資格であって、国家資格ではありません(平成27年9月に公認心理師法が成立しており、今後、公認心理師という国家資格ができます)。
 
臨床心理士と精神保健福祉士は、基本的に異なったアプローチで業務を行っています。例えば、ギャンブル依存などで、浪費してお金がまったく無くなった方に対して、臨床心理士はその方がどんな心理状況で、そのような問題行動が発生したのか、本人がそれをどのように受け止めており、今後どのように修正していけるか、といった視点で捉えるのに対し、精神保健福祉士は、その心理的及び社会的背景にも配慮しつつ、生活保護等の福祉制度等を活用して、ひとまず明日からの生活費の確保を現実的に考えます。それと同時に、心理士と同じように、今後適切な行動をとるためには、どうしたら良いかを検討します。
 
上記の例は課題に対する両者の視点の違いですが、どちらも業務の中で似通っている部分もあります。両者の違いを大雑把に言うと、心理士は、より心理学的観点から、精神保健福祉士は、より社会的で現実的な観点から問題を捉える傾向があります。どちらがすぐれていると言うことではなく、実際の職場では、その方の状況によって対応する職種を変えたり、連携し合ったりしています。

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うつ病になると一生治らないと感じることさえありますが、このサイトは、実際に治った人がいるという事を広く周知し、現在闘病中の方の希望になればとの思いで、うつ病を経験した精神保健福祉士が運営しています。サイト運営には一定の費用もかかることから、アフィリエイト広告も載せています。当サイトの趣旨に賛同頂ける方は、ぜひリンクをお願いします。
 
 

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