うつ病の接し方

仮に、風邪をひいている人が回りにいても、その人への接し方で困ることはないのに、うつ病と聞いただけで、とたんにもう、どんな風に接したらいいのかわからなくなってしまいます。そこには、うつ病とは何なのかと言うことを、ただ単に知らないと言う側面が隠れています。うつ病について、なんとなくは知っていても、実際はどんな病気か理解していない人がほとんどです。人によっては、気の持ちようで何とかなるものと捉えている方もおり、まず病気であるという認識のない方もいます。この項では、うつ病の接し方について、うつ病を経験したことのある、精神保健福祉士が解説しています。

うつ病の人に対し、周りの人はどんなふうに接したら良いのか

 
うつ病の回復には、ご家族をはじめとした、周りの人のサポートがとても大切になります。適切な対応の為には、まず周りの人が、うつ病に対して正しい知識を身につけ、その上でいくつかのポイントに配慮しながら見守っていく姿勢が大切です。
 
また、見守る人自身が調子を崩さないようにすることも、とても大切なことです。

 

うつを見守る人へ

 

うつ病の接し方

 

うつ病の経過を左右する 

病気を治すのは、うつ病になった本人ですが、うつ病の治療経過を左右するものに、周りの接し方が関係しています。周りの人の精神状態が、本人の病状を良くも悪くもするという研究結果は広く知られている事実です。
私たちは、どのようにうつ病を見守り、接したらいいのか解説しています。
 

 

 

うつ病の自殺防止

 

うつ病と自殺

 

絶対に自殺させない 

自殺はうつ病で最も怖い症状です。周りの人は、本人が自殺をしないよう、注意深く見守る必要があります。自殺の防止は専門家でも難しく、時に完全に防ぐことはできませんが、それを実行に移す前には、何らかのサインがあると言われています。
どのような点に注意していくのが良いのか、具体的に説明しています。
 

 

 

家族のメンタルヘルス

 

家族のメンタルヘルス

 

まず周囲の人の健康が第一 

大切な人がうつ病になると、周りの方はとてもショックを受けます。本人の辛そうな姿を見ることで、周りも相当にダメージを受けます。時に1人で抱え込んでしまう事もあるでしょう。
そうなると、周りの人自身が精神的に不安定になり、さらにそれを見た本人の病状も悪くなるという、負の連鎖を生んでしまう事があります。